マレー「非常に残念」 最後のウィンブルドンのシングルス棄権
発信地:ロンドン/英国
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【7月3日 AFP】男子テニス、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は2日、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)のシングルス1回戦を試合前に棄権した。
パリ五輪後に現役を退く意向のマレーは、先月に背中の嚢胞(のうほう)を取る手術を受けて出場を目指していたが、回復が間に合わなかった。今大会には兄ジェイミー(Jamie Murray、英国)とのダブルスにも出場を予定しており、そこで2度の優勝を経験したウィンブルドンに別れを告げることになる。
マレーは「非常に残念」と悔やみつつ、「だが、戦えるという感触がある場合にのみ出場したかった。きょうはそう感じられなかった」と述べ、「ここでジェイミーとプレーする機会を得られたのは特別。過去にも経験がないことだし、最大限に生かしたい」とダブルスを見据えた。
マレーは2013年大会の決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破り、英国人男子として77年ぶりのウィンブルドン制覇を果たすと、2016年大会で2度目の優勝を飾った。
マレーの代わりにはダビド・ゴファン(David Goffin、ベルギー)がラッキールーザーとして本戦入りし、1回戦でトマス・マハッチ(Tomas Machac、チェコ)と対戦する。(c)AFP/Dave JAMES