エルアル・イスラエルへの給油、トルコ空港職員が拒否 緊急着陸先で
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【7月1日 AFP】イスラエル国営航空会社、エルアル・イスラエル航空(El Al Israel Airlines)は6月30日、ポーランド・ワルシャワ発、イスラエル・テルアビブ行きの便で急病人が出たためトルコ南部アンタルヤ(Antalya)の空港に緊急着陸した際、給油を拒否されたと明らかにした。
エル・アルはLY5102便について、アンタルヤへの緊急着陸は急病の乗客が出たためだったにもかかわらず、離陸前に職員に給油を拒否されたと主張している。急病人は救急搬送されたという。
同便はその後、給油のためにギリシャ・ロードス(Rhodes)島に向かったとしている。
一方、トルコの外交筋は、同便の緊急着陸が許可されたのを認めた上で、「人道的配慮から給油が行われる予定だったが、一連の手続きが完了しかけた時点で機長が自発的に離陸を決定した」と説明している。
昨年10月7日にパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で紛争が勃発(ぼっぱつ)して以来、トルコとイスラエルの関係は悪化し、直行便の運航は停止されている。(c)AFP