米リチャードソンが五輪女子200m出場逃す、男子はライルズら代表入り
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【6月30日 AFP】陸上のパリ五輪米国代表選考会が29日、米オレゴン州ユージーン(Eugene)で行われ、女子200メートルではシャカリ・リチャードソン(Sha'Carri Richardson)が代表入りを逃し、パリ五輪での短距離2冠の夢がついえた。一方で男子200メートルでは、ノア・ライルズ(Noah Lyles)が優勝してパリ行きを決めた。
100メートル世界女王のリチャードソンは、28日に行われた準決勝で21秒92の自己新記録を出し、決勝では少なくとも代表入りが決まる3位以内に入るのは確実とみられていた。
しかし、この日の決勝ではスタートから出遅れると巻き返すことができず、21秒81で優勝したガブリエル・トーマス(Gabrielle Thomas)、21秒90で2位に入ったブリタニー・ブラウン(Brittany Brown)、21秒91で3位に入ったマッケンジー・ロング(McKenzie Long)の後塵を拝し、22秒16で4着に終わった。
パリでは100メートル一本に集中することになるリチャードソンだが、4×100メートルリレーでのメンバー入りが見込まれている。
男子200メートル決勝では、第19回世界陸上ブダペスト大会(World Athletics Championships Budapest 2023)短距離2冠のライルズが、今季世界最高で選考会新記録となる19秒53で優勝を飾った。
前週の100メートルで代表入りを決めていたライルズは完勝とはならなかったものの、残り20メートルでケネス・ベドナレク(Kenneth Bednarek)をとらえた。ベドナレクは19秒59で2位に入り、19秒77のエリヨン・ナイトン(Erriyon Knighton)が3位に入った。
100メートルの元世界王者たクリスチャン・コールマン(Christian Coleman)は4着に終わり、100メートルに続いてパリ五輪代表入りを逃した。(c)AFP