インドネシアのムスリム・メタルバンド、世界最大級のフェスに出演
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■いつかはインドネシアで国内ツアーを
インドネシアの保守的なイスラム教徒からは、メンバーが女性であること、また服装が不適切との批判を受けている。
だがメンバー3人は、自分たちの信念を貫き、音楽を通じて反論してきた。
女性がメタル音楽を演奏するのは言語道断だと非難する保守派に向けて作った楽曲「God, Allow Me (Please) to Play Music(神様、私が音楽を演奏するのをお許しください)」はバンドにとって最大のヒットとなり、ユーチューブやスポティファイで数百万回再生されている。
気候変動や女性の権利をテーマにした曲も書いている。「私たちは、自分たちが見聞きしたことや自分の経験を基に曲を作っている」とボーカルのフィルダさんは話した。
一時は首都ジャカルタに活動拠点を移していたが、その後、故郷に戻り、現在は自分たちのスタジオを建設している。
ベースのウィディさんは、国外で演奏するオファーを「たくさん」受けていると明かした。
だが、VOBにとっての夢の一つは国内での活動だという。
「本当はインドネシアで国内ツアーをしてみたい」とウィディさん。「でも、まだその機会がない」と語った。(c)AFP/Marchio GORBIANO