【6月25日 CGTN Japanese】中国人女性観光客に性的暴行を加えた韓国のホテル従業員が20日、韓国警察に逮捕され、準強姦容疑で取り調べを受けています。

 韓国済州西部警察署は、「性的暴力犯罪処罰等関連特例法」(住居侵入強姦罪)違反の疑いで、済州市内のあるホテルのフロント従業員A容疑者を逮捕しました。A容疑者は事件発生当日、緊急逮捕されましたが、翌日に釈放されていました。これについて韓国検察側は、容疑者には逃げる可能性が全くないため、身柄を拘束せずに捜査することを決定したとしています。A容疑者は釈放された後、再びホテルに戻り勤務を続けました。その後ネット上でこの対応に関する議論は広まり、警察は逮捕状を請求し、検察の承認を得ました。

 現地時間14日未明、済州島を旅行中の中国人女性は友人との食事後、酒に酔って宿泊するホテルに戻れない状態でした。このため、友人は身の安全を心配して、別のホテルにチェックインして泊まらせました。同ホテルの30代のフロント従業員A容疑者が午前4時ごろマスターキーで女性の部屋に入り性的暴行を加えた疑いが持たれています。女性は「性的暴行を受けた。酒に酔って抵抗できなかった」と主張しています。また、被害者が目を覚まして気付いた後、急いで一緒に酒を飲んでいた友人をホテルに呼び、友人から警察に電話で通報したとされています。

 駆け付けた警察官は、まずホテル内部の監視カメラを調べ、ホテルの当直の男性従業員が女性観光客の部屋に忍び込んでいたことが明らかになりました。警察はカメラの映像と被害者の供述をもとに、A容疑者を緊急逮捕しました。A容疑者は取り調べで、「被害者からルームサービスの依頼があり、部屋のドアをノックしたが返事がなかったため、マスターキーで入った」と供述しましたが、「相手が抵抗しなかったので、同意したと思った」と弁解しました。しかし、韓国の法律では、準強姦罪とは、他人が精神錯乱で弁別能力を失ったり、抵抗できなかったりするのに乗じて姦淫を実行する行為を指すと規定されています。警察は現在、準強姦容疑でA容疑者を取り調べています。

 済州観光協会の最新データによりますと、今年初めから4月8日までに済州を訪れた外国人観光客は前年同期比511%増の41万9645人に達しています。そのうち最も目立っているのは80%以上を占める中国人観光客で、済州島観光の回復を推し進める主力軍となっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News