【6月24日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は23日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最南部ラファ(Rafah)でのイスラム組織ハマス(Hamas)との「激しい」戦闘は間もなく終了するとの考えを示した。ただ、時期については明言しなかった。

 ネタニヤフ氏はイスラエルの民放チャンネル14のインタビューで、「ハマスとの戦闘の激しい段階は終わりに近づいている」とし、「戦争が終わるという意味ではないが、ラファでの激戦段階は終結しつつある」と説明。

 今後は「主に防衛目的」で「部隊の一部を北部に再配備する」とした。

 イスラエル当局はラファについて、ガザにおけるハマスの最後の拠点とみている。数十万人の避難民を含め、100万人以上が暮らしていた同地での軍事作戦の停止を国際社会が求める中、イスラエル軍は5月初旬に地上侵攻に踏み切った。

 一方、ガザ市では23日もイスラエル軍による地上攻撃が続いた。ガザの医療従事者および民間防衛当局は、この攻撃で死傷者が出たと報告している。(c)AFP