【6月22日 AFP】ラグビーテストマッチが22日、東京・国立競技場(Japan National Stadium)で行われ、日本は17-52でイングランドに大敗した。

 イングランドはSOマーカス・スミス(Marcus Smith)が自ら1トライを決めると、イマニュエル・フェイワボソ(Immanuel Feyi-Waboso)とヘンリー・スレイド(Henry Slade)のトライをお膳立てするなど前半に圧巻の活躍を見せた。

 代表初先発のチャンドラー・カニンガムサウス(Chandler Cunningham-South)にもトライが生まれたチームは、後半にはアレックス・ミッチェル(Alex Mitchell)、ベン・アール(Ben Earl)、ハリー・ランドール(Harry Randall)、サム・アンダーヒル(Sam Underhill)もトライを奪い、完勝を収めた。

 エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)の復帰後の初陣となった日本は、先発4人が代表初キャップという経験の浅い布陣で臨んだが、厳しい新体制の船出となった。

 開始2分に李承信(Lee Seung-sin)のペナルティーゴール(PG)で先制はしたが、14分にカニンガムサウスのトライで逆転されると、スミス、フェイワボソに立て続けにトライを許して試合の主導権を握られた。終盤に根塚洸雅(Koga Nezuka)と山沢拓也(Takuya Yamasawa)のトライで意地を見せたが、最後は再びアンダーヒルのトライで突き放された。

 ジョーンズHCは試合後、「きょうはわれわれにとってかなり厳しい試合になった」「セットプレーの出来にはとても満足しており、そのおかげで長く試合に踏みとどまることができた」と振り返り、「細かい攻撃の部分に取り組んでいる。チャンスもつくれたが、仕留めきれなかった」と付け加えた。

 イングランドはこの後7月6日と13日に敵地でオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)との連戦に臨む。(c)AFP