【6月21日 AFP】22日に東京・国立競技場(Japan National Stadium)でラグビー日本代表と対戦するイングランドの主将ジェイミー・ジョージ(Jamie George)は20日、チームの前指揮官で現日本代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)について、さらなる奇策を隠し持っているだろうと警戒した。

 オーストラリア出身のジョーンズHCは、日本代表のHCとして2度目の就任後では初めてとなる一戦で、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で自身が準優勝に導いた古巣イングランドと対戦する。

 同日に発表した先発メンバーは、大学生のFB矢崎由高(Yoshitaka Yazaki)ら初キャップの選手が4人入るなど、経験の浅い布陣となった。

 ジョーンズHCの下でプレー経験があるジョージは、同HCが「大胆な策」に出ることには慣れているとしつつ、日本を軽んじるつもりはないと話し、「エディーは、試合で自分が望むようなプレーをしてくれるという確信がなければ、そうした判断はしない」とコメント。また、「彼が選出する顔ぶれはある程度予想していたが、思っていた通りではなかった」「それがエディー流なのだろう」と語った。

 今回の日本チームは、前戦となる昨年のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)のアルゼンチン戦から先発に残ったのは3人しかおらず、ジョージも「未知数な要素」があると述べた。

 ジョーンズHCは20歳の矢崎について「素晴らしい将来性」があると期待し、「合宿に呼んで練習をこなすたびに、どんどん成長している」と評価している。(c)AFP