【6月21日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は20日、今週「包括的戦略パートナーシップ条約」を結んだ北朝鮮に兵器を供与するという選択肢を「排除しない」と述べた。また韓国に対し、ウクライナに兵器を提供しないよう警告した。

 プーチン氏は訪問先のベトナムで、北朝鮮にミサイルを供与するとすれば、西側諸国がウクライナにミサイルを供与しているためだと述べた。

 プーチン氏は「ウクライナにミサイルを送る人々は、わが国と戦っているという意識がない。だが、わが国は世界の他の地域に兵器を供与する権利を留保していると私は述べてきたし、平壌でもそう言った。北朝鮮との条約に関しても同様だ」「私はこれを排除しない」と述べた。

 韓国は20日、ロシアが北朝鮮と結んだ包括的戦略パートナーシップ条約について「重大な懸念」を表明。政府高官は、ウクライナに兵器を直接供与しないという方針を「再考する」と述べた。

 これに対しプーチン氏は「韓国は何も心配することはない」と述べ、ウクライナに兵器を供与しないよう警告。

「ウクライナの作戦地帯に殺傷力のある武器を送ることについて言えば、それは非常に大きな間違いだ。そうしたことが起きないよう願っている」「そうした事態となった場合、わが国はそれなりの決断を下すことになる。そうした決断はおそらく韓国の現政権にとって好ましくないものになるだろう」と述べた。

 韓国は近年、兵器の輸出を大きく伸ばしている。だが、紛争が進行中の地域への兵器売却を禁止する方針を長年採っており、米国やウクライナに再考を求められてもそれを貫いている。(c)AFP