【6月20日 AFP】米国反ドーピング機関(USADA)は19日、今年禁止薬物の陽性反応を示した陸上男子短距離のエリヨン・ナイトン(Erriyon Knighton、米国)について、汚染された肉を通じて薬物を摂取したと判断されたため、パリ五輪の米代表選考会への出場が認められたと発表した。

 第18回世界陸上オレゴン大会(World Athletics Championships Oregon 22)の200メートルで銅メダル、翌年の第19回世界陸上ブダペスト大会(World Athletics Championships Budapest 2023)で同種目の銀メダルを獲得しているナイトンは、3月の競技外検査でトレンボロン(trenbolone)の陽性反応を示していた。

 しかし、ナイトンとUSADA、その他の証人による14日と16日の審問を経て、独立仲裁人がこの件について「過失なし」の違反として扱うべきとの判断を下し、ナイトンは出場停止処分を免れることになった。

 USADAの声明によると、ナイトンの陽性サンプルは「トレンボロンに汚染された肉を食べたことが原因である可能性が高い」と仲裁人が判断した。

 検査は競技外のため、取り消される競技結果はない。

 ナイトンは今年4月12日に暫定的に科されていた資格停止処分が即時解除されたため、21日にオレゴン州ユージーン(Eugene)で開幕する、パリ五輪米国代表選考会への出場が可能となった。(c)AFP