【6月20日 AFP】男子テニス、シンチ選手権(2024 cinch Championships)は19日、シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)はジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson、オーストラリア)との試合をけがのため途中棄権し、現役最後の大会になる可能性のあるウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)出場が大きく危ぶまれる状況となった。

 マレーは第1セット1-4となったところで途中棄権。第3ゲームを終えたタイミングで2019年に手術した右股関節、右膝、腰に治療を受けて試合を続行したが、最終的に5ゲームを戦って棄権した。

 2度の優勝を誇るウィンブルドンの開幕まで2週間を切っている中、今後は精密検査を受ける予定だが、出場は諦めていない。

 かねて今夏のウィンブルドンかパリ五輪後に引退する意向を表明しているマレーは「試合前のウオーミングアップ中からかなり違和感があった。コートに入る直前に階段を上がる時には右脚に普段の力が入らなかった」「コーディネーション能力がゼロだった。右脚がしっかり動かなかった」と明かした。

「自分にできることは何もない状況で、とりあえずやってみて、治療とかで良くなるかもしれないという思いもどこかであったが、そういうケースではなかった」と述べ、ウィンブルドンを欠場する可能性については「分からない」とした。一方で、これまでのキャリアで痛めてきたのは「主に左側」の体だったとも話し、「ここから右側を改善するのに何かできることがあるかもしれない」と付け加えた。

 その他の試合では、セバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)が大会第3シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を6-4、3-6、7-5で破り8強入りした。次戦はマッテオ・アルナルディ(Matteo Arnaldi、イタリア)を7-6(7-0)、7-6(9-7)で倒した予選勝者のリンキー・ヒジカタ(Rinky Hijikata、オーストラリア)と対戦する。

 第4シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)はミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)を7-6(7-5)、6-4で退けた。(c)AFP