【6月17日 AFP】テニスのケイティ・ボールター(Katie Boulter、英国)とアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)のカップルが16日、同じ日に行われたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)の前哨戦で優勝を果たした。

 母国で開催されたノッティンガム・オープン(Rothesay Open Nottingham 2024)の女子シングルスに大会第3シードとして出場したボールターは、決勝で第6シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)を4-6、6-3、6-2で破り、大会連覇を達成した。

 リベマ・オープン(Libema Open 2024)の男子シングルスに第1シードとして臨んでいたデミノーは、その数時間前に行われた決勝で第7シードのセバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)を6-2、6-4で退けた。

 ボールターは英ノッティンガム(Nottingham)、デミノーはオランダ・スヘルトーヘンボス('s-Hertogenbosch)と別々の場所で戦っていたが、ボールターはキャリア通算3勝目を挙げた試合後のインタビューで、デミノーが試合後に移動して応援に来てくれなかったと冗談交じりに口撃し、「これを聞いているか分からないけど、後で話をしないと!」と語った。

 二人が同じ週に優勝するのは今回が2回目となった。

 この日のボールターは前日から順延となっていたエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)との準決勝の続きを制してからプリスコバ戦に臨んでおり、どちらの試合もフルセットの長期戦にもつれ「きょうは過酷だった」と振り返った。

 デミノーはこれが今季2勝目で、最新世界ランキングでは自己最高の7位に浮上することが決まった。(c)AFP