ロシア機、バルト海でスウェーデン領空侵犯
このニュースをシェア
【6月16日 AFP】スウェーデン軍は15日、ロシアのスホイ24(Su24)戦闘爆撃機が前日、バルト海(Baltic Sea)に浮かぶゴトランド(Gotland)島付近でスウェーデンの領空を侵犯したと発表した。
スウェーデン軍は、「14日午後、ロシアのスホイ24戦闘機1機がゴトランド南端の東方でスウェーデンの領空を侵犯した。空軍司令部はロシア機に音声を通じて警告した」と明らかにした。
ロシア機が警告を無視して飛行を続けたため、スウェーデン軍はJAS39戦闘機2機を緊急発進(スクランブル)させ、領空から排除した。侵犯は「短時間」だったという。
スウェーデン空軍のヨナス・ウィクマン司令官は、「ロシアの行動は受け入れられず、わが国の領土の一体性に対する敬意の欠如を示している」と述べた。
ゴトランドはロシアの飛び地カリーニングラード(Kaliningrad)から350キロ弱の地点に位置する。スウェーデン軍は、ゴトランドを支配する国がバルト海およびその上空での行動を管理できるとしている。(c)AFP