【6月15日 AFP】23-24NBAファイナル(7回戦制)は14日、米テキサス州ダラス(Dallas)で第4戦が行われ、優勝に王手をかけられているダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)は122-84でボストン・セルティックス(Boston Celtics)に圧勝し、シリーズ1勝3敗としてスイープを免れた。

 マーベリックスは、ルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)が29得点、カイリー・アービング(Kyrie Irving)が21得点でチームをけん引するなどし、ファイナル史上3番目に大きい点差で勝利した。

 追い上げが及ばず惜敗した第3戦で、ドンチッチは試合時間残り4分あまりでファウルアウトとなり厳しい批判を浴びたが、この日は攻守で活躍した。

 控え選手では、ティム・ハーダウェイ・Jr(Tim Hardaway Jr.)が15得点、20歳のルーキー、デレック・ライブリー2世(Dereck Lively II)がキャリア初の3ポイントシュートを含む11得点を稼いだ。

 対するセルティックスは、中心選手のジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)が15得点、ジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)が10得点にとどまり、フィールドゴール(FG)成功率も36.2パーセントに抑え込まれた。

 これで今プレーオフでの連勝は10で止まり、ファイナル史上10度目となる4勝0敗での優勝は阻まれた。

 NBAのプレーオフで過去に0勝3敗からシリーズを制したチームはなく、マーベリックスの目の前にはまだ高い山が立ちはだかっている。17日の第5戦では、セルティックスの歴代最多18回目の優勝を阻止すべく、敵地ボストン(Boston)に乗り込む。(c)AFP