【6月13日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)が、現在所属する米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミ(Inter Miami)が、伝説的なキャリアを終えるクラブになるだろうと明かした。

 2025年シーズン終了までマイアミと契約しているメッシは、12日放送の米スポーツ専門チャンネルESPNのインタビューで「そうだ。きょう現在では、これが最後のクラブになると思う」と述べた。一方で、今月24日に37歳の誕生日を迎える中で、「サッカーをやめる準備もできていない」ともコメントしている。

 最多8回の世界最優秀選手賞「バロンドール(Ballon d'Or)」に輝いたメッシは、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)を欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)4回、リーグ戦10回の優勝に導き、クラブのレジェンドになった。アルゼンチン代表では、2021年のコパ・アメリカ(2021 Copa America)制覇、22年のW杯カタール大会(2022 World Cup)優勝に貢献しており、今夏米国で開催されるコパ・アメリカ(2024 Copa America)でも出場が予定されている。

 04年から21年までプレーしたバルセロナの退団後はフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に加入し、昨年移籍したマイアミでは、リーグスカップ(Leagues Cup 2023)のタイトルを獲得した。

 メッシは、米国、カナダ、メキシコが共催する2026年W杯(2026 World Cup)で母国を代表してプレーすることを熟考しており、見事なキャリアの終わりを期待している。

「生涯をかけてサッカーをしてきた。ボールでプレーするのが好きだ。トレーニングや日々の暮らし、試合、そのすべてが終わってしまうのが少し怖い」というメッシ。

「楽しもうと努力している。だから、すべてをより楽しめる。残された時間がどんどん少なくなっているとわかっているし、クラブでは良い時間を過ごしている」

「チームメートや友人がそばにいてくれるのは幸運なこと。代表チームでは楽しく過ごしたし、そこでもチームメートや友人がいた。プレーをしなくなったら寂しくなるだろうと分かっているから、ささいな事も楽しんでいる」 (c)AFP