アゾフ旅団、米兵器使用解禁へ
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【6月12日 AFP】ウクライナの軍事組織「アゾフ旅団(Azov Brigade)」は11日、米国がウクライナに供与した兵器について、同旅団による使用を容認する決定を下したのを受け、「新たなページが開かれた」と歓迎した。
アゾフ旅団のルーツ「アゾフ大隊(Azov Battalion)」には極右メンバーも参加しており、ロシアはいまだにネオナチ(Neo-Nazi)集団だと主張している。
しかし、米国務省は、旅団について精査した結果、人権侵害の証拠は見つからなかったと表明。かつての民兵組織とは異なる組織であり、米国が供与する兵器の使用は可能との判断を示した。
旅団は現在、国家親衛隊に編入されている。
旅団の前身の「アゾフ連隊(Azov Regiment)」は、ロシアによる侵攻の初期に南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)の防衛戦で名をはせた。米国務省報道官も当時の「英雄的な役割」を改めてたたえた。(c)AFP