レアル指揮官、クラブW杯参加拒否報道を否定
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【6月11日 AFP】サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は10日、新しいフォーマットで行われる来季のクラブW杯(2025 FIFA Club World Cup)にレアルが参加しない可能性があるとの自身の発言について、イタリアメディアに誤って解釈されたとして内容を否定した。
伊日刊紙ジョルナレの10日付のインタビューでは、アンチェロッティ監督が新方式となるクラブW杯に関して選手やクラブは参加しないだろうとの見解を示し、「レアル・マドリードは1試合で2000万ユーロ(約34億円)の価値があるというのに、国際サッカー連盟(FIFA)はわれわれに対し、大会全体でこの金額を払おうとしている」「それはあり得ない。われわれ同様に他のクラブも招待を拒否するだろう」と述べたと伝えられた。
この報道を受けて、アンチェロッティ監督はX(旧ツイッター)に、「ジョルナレのインタビューにおけるクラブW杯に関する私の発言は、自分が意図したように解釈されていなかった」とし、「レアル・マドリードで最高のタイトルを追求し続ける絶好の機会と考えている大会に参加する可能性を否定することほど、私の関心からかけ離れているものは何もない」と発言内容を否定した。
2023-24シーズンはリーグ優勝に加え、通算15回目の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)制覇を達成したレアルも、即座に声明で「来る2024-25シーズンにFIFAが主催する新しいクラブW杯への参加について、レアル・マドリードC.F.にはいかなる疑問もない。従って、当クラブは予定通り、再びトロフィーを獲得して世界中にいる大勢のファンに感動を与えるべく、光栄であり、非常に楽しみにしているこの公式戦に出場する」とし、アンチェロッティ監督が話したとされる報道から距離を置いた。
32クラブに拡大される2025年のクラブW杯は、すでに選手たちにとってカレンダーが過密日程となっている来夏の開催が予定されている。イングランド・プロサッカー選手協会(PFA)はFIFAに対し、選手がストライキを敢行する可能性があると警告している。(c)AFP