カシミール印統治地域で銃撃、モディ首相就任式直前 9人死亡 警察
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【6月10日 AFP】インドとパキスタンとの係争地カシミール(Kashmir)地方のインド統治地域で9日、ヒンズー教の巡礼者が乗ったバスが武装集団の待ち伏せ攻撃を受けて峡谷に転落し、少なくとも9人が死亡した。警察が同日、発表した。
銃撃が起きたのは、カシミール南部リアシ(Reasi)付近。バスは、ヒンズー教徒の間で人気がある寺院から戻る途中だった。
事件の約1時間後には、ヒンズー国家主義を掲げるナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相の3期目の就任式を首都ニューデリーで控えていた。
AFPの取材に応じた警察官は、「これまでに入ってきた情報によると、待ち伏せしていた武装勢力がバスに発砲したとみられる」と説明。ハンドルが利かなくなり、バスは深い峡谷に転落。9人が死亡し、23人が負傷したと明らかにした。(c)AFP