【6月10日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2024)は9日、女子ダブルス決勝が行われ、大会第5シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)/カテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)組が7-6(7-5)、6-3で第11シードのジャスミン・パオリーニ(Jasmine Paolini、イタリア)/サラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)組を下して優勝した。敗れたパオリーニはシングルスに続きダブルスでも準優勝となった。

 シングルスでは前日の決勝で世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)にストレートで敗れていたパオリーニは「きょうは受け入れるのが難しい」と悔やんだ。

 一方、現全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)覇者のガウフは、ダブルスでは初の四大大会(グランドスラム)優勝。シニアコバは全仏では通算3勝目、グランドスラムでは通算8勝目となった。

 もともとシニアコバと組む予定だったジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)がけがで欠場したため、開幕直前に急きょ出場することになっていたガウフは試合後、ダブルス出場はもとより優勝は期待していなかったと語った。ダブルスでは過去2度グランドスラム決勝に進出しながらいずれも敗れていた中で、「シングルスに集中すべきかもしれないと思っていた」と明かした。

 今大会のガウフはシングルスでも準決勝まで勝ち上がっていたが、最終的に優勝したシフィオンテクの前に敗退していた。(c)AFP