【6月9日 AFP】8日に行われた全仏オープンテニス(French Open 2024)女子シングルス決勝で、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)に敗れたジャスミン・パオリーニ(Jasmine Paolini、イタリア)が、シフィオンテクは全仏オープン最多優勝の記録を作れると信じていると話した。

 自身初の四大大会(グランドスラム)決勝に臨んだパオリーニだが、2-6、1-6のストレートで完敗。対するシフィオンテクは全仏での戦績を出場6回で通算35勝2敗に伸ばし、3連覇で通算4度目の優勝を飾った。

 女子シングルスでこれ以上に優勝しているのは、クリス・エバート(Chris Evert、7回)とシュティフィ・グラフ(Steffi Graf、6回)の2人しかいない。また23歳で4回の優勝は、男子シングルスで通算14回の優勝を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal)の23歳当時と同じ記録になる。

 パオリーニは「こうした数字は普通ではないし、信じられない」と話し、「ここで彼女と対戦するのは別ものだと思う」と続けた。

 全仏オープン初優勝から50年の節目の大会となったエバートは、表彰式ではマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)とともに登場し、シフィオンテクにトロフィーを渡した。

 シフィオンテクがエバートの最多7回の優勝記録を更新できるかという質問に対して、パオリーニは疑いなく「もちろん」と答え、「厳しいし、簡単ではない。どの年も大会を優勝するのは難しい。彼女はすでに4回勝っている。それでも彼女ならできると思っている」と話した。(c)AFP/Martyn WOOD