【6月8日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の娘とされる2人が今週、同氏の出身地で開かれているサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)に出席した。プーチン氏の娘が公の場に姿を見せるのは異例。

 プーチン氏は家庭生活については一切明かさず、マリヤ・ボロンツォワ(Maria Vorontsova)氏(39)とカテリーナ・チホノワ(Katerina Tikhonova)氏(37)が娘であるとは公表していない。

 しかし、2人はさまざまな報道を通じてプーチン氏の娘とされ、2022年には米財務省から「プーチン大統領の娘」として制裁を科された。

 次女のチホノワ氏は、ロシア軍との関連分野で技術部門の幹部を務めている。6日のパネルディスカッションにはビデオリンクで出席し、「国家の主権は、近年の重要なトピックの一つであり、ロシアの安全保障の要」だと訴え、ロシアの「技術的な主権」を高める上で防衛部門が果たすべき役割についてスピーチした。

 長女のボロンツォワ氏は生物学者で、政府系の遺伝学研究所を率いている。7日のパネルディスカッションでは、生物多様性の革新性について発言した。フォーラムのパンフレットでは、ロシア科学振興協会(Russian Association for the Promotion of Science)の幹部として紹介されている。

 2人は近年、さまざまなフォーラムや業界のイベントで講演するなど、公的な役割を担っているが、公の場に姿を現すのは異例。

 ロシアの独立系メディアは、SPIEFにはゲストとして参加したことはあるが、公式プログラムへの出席は初めてだと報じている。

 プーチン氏は同フォーラムで7日に演説を行った。(c)AFP