魚の胆を生で飲み込んだ中国人男性 2日間の救命治療で「命の危険」から脱却
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【6月7日 CGTN Japanese】中国東部の浙江大学医学院付属第一病院救急科集中治療室ではこのほど、男性の明さん(仮名)が2日間の救命治療を経て、生命が危険な状態からようやく抜け出すことができました。
明さんは30歳で、2日に同僚数人と釣りに出て、体重2キロのハクレンを釣り上げました。魚をさばく役目だった明さんは「魚の胆を生で食べれば目によく、体の解毒効果もあると聞いたことがある」と言って、大人の親指の半分ほどの大きさの魚の胆をわざわざ切り分け、夕方時にビールと一緒に、魚の胆を生のまま一気に飲み込みました。
明さんは「胆を飲み込んだ瞬間、口に強い苦みが広がった。ビールをさらに1本半飲んで口の中の苦味をようやく抑えた」と当時の状況を振り返りました。明さんによると、食事をしてから2時間も経たないうちに激しい腹痛が発生して嘔吐と下痢を繰り返し、さらにめまいと頭痛にも襲われ、全身から力が抜けたとのことです。
すると、明さんはスマートフォンを使って調べて、ハクレンの胆には猛毒があることをようやく知りました。明さんの家族は明さんを地元の病院に運び込みました。病院は明さんを「魚の胆による中毒」と診断し、さらに進んだ治療を受けさせるため、明さんを浙江大学医学院付属第一病院救急科に搬送しました。明さんは2日間にわたる救命治療のおかげで生命の危機から脱却しましたが、治療は今も続いているとのことです。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News