角田裕毅、来季もRB残留へ レッドブル相談役が明言
発信地:モントリオール/カナダ
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【6月7日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するRBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)が、来季もチームに残留してF1での5シーズン目に臨む見通しとなった。レッドブル(Red Bull)のモータースポーツ部門で相談役を務めるヘルムート・マルコ(Helmut Marko)氏が明らかにした。
レッドブルは先日、セルヒオ・ペレス(Sergio Perez)との契約延長を選択した。これにより、角田がRBからシニアチームのレッドブルへ昇格して選手権3連覇中の世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)とチームメートになる可能性は消滅していた。
マルコ氏はオーストリア紙クライネ・ツァイトゥングで、角田がRBでシートを維持することは「確定」しているとし、「それは明白だ」と語った。
ペレスの契約更新が発表される前、角田はレッドブル陣営から見放された場合はチームを去る準備もあるとしていた一方で、「レッドブルへの忠誠心は大きい。彼らなしでは自分はここにいなかった」とも話していた。
マルコ氏はまた、レッドブル創設者のディートリッヒ・マテシッツ(Dietrich Mateschitz)が死去して以来、チーム内で権力闘争をしていたクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表とは、フェルスタッペンが直近3戦で2度優勝を逃すなど苦戦が続いている状況を受け、「休戦」することにしたと明かした。
マルコ氏は「一致団結しなくてはならない。たとえもう優位でなくなったとしても、われわれは勝ちたい」と述べた。(c)AFP