【6月6日 AFP】エクアドル・マナビ(Manabi)州ポルトビエホ(Portoviejo)の「ロデオ刑務所(El Rodeo Prison)」の通称で知られる刑事施設「マナビN4(Manabi N4)」で5日、激化するギャング間の抗争に対応するため軍の兵士が投入された。

 世界有数のコカイン輸出国であるコロンビアとペルーに挟まれたエクアドルは比較的安全な国として知られていたが、近年、メキシコとコロンビアの麻薬カルテルとつながりがあるギャング間での抗争が激しさを増している。

 組織のリーダーは、施設内で絶大な支配力を誇っており、2021年以降、組織間の抗争により国内の刑事施設では受刑者数百人が殺害されている。四肢や頭部が切断された状態の遺体や、燃やされた状態の遺体が発見されることも多い。(c)AFP