スイス空軍、高速道路で離着陸演習
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【6月6日 AFP】スイス空軍は5日、高速道路A1上でFA18戦闘攻撃機の離着陸演習を実施した。北大西洋条約機構(NATO)加盟国では珍しくないが、中立国スイスでは数十年ぶり。
演習に伴いA1の長い区間が36時間通行止めとなり、平時の車の走行音の代わりに、FA18の着陸音が鳴り響いた。
1機目はペイエルン (Payerne)軍飛行場を離陸し、予定通りAIの通行止め区間に無事着陸。残りの3機も着陸に成功した。
「アルファ・ウノ(Alpha Uno)」と名付けられた演習の狙いは、紛争が起きてスイス空軍の基地が攻撃を受けた場合でも、同軍が活動を継続できるようにすることだ。
スイスを東西に貫くA1は、4車線で幅25メートル。通常の滑走路よりも狭い上、中央分離帯のガードレールを撤去してからでなければ離着陸には使用できない。(c)AFP