【6月5日 AFP】湖も干上がる熱波に見舞われているインドで、サル数十匹が水を求めて井戸に飛び込んだが、出られなくなり溺れ死んだ。森林当局が4日、発表した。

 インド北部は先月から広範囲にわたって熱波に見舞われ、最高気温45度以上を記録している。

 裁判所は先週、数週間にわたる熱波で数百人が死亡しているとし、政府に国家非常事態宣言を出すよう求めた。

 熱波の影響を受け、野生動物が水を求めて人里に現れるようになった。

 湖が干上がった東部ジャルカンド(Jharkhand)州パラム(Palamu)県では、約40匹のサルが村の井戸に落ちて溺れ死んだと住民が話している。

 地元森林当局がAFPに語ったところによると、サルの群れが井戸に飛び込み、出られなくなったものとみられるという。「担当チームで調査に当たっている」とし、検視の結果を待っていると付け加えた。(c)AFP