笹生優花 逆転で2度目の全米女子OP制覇、渋野単独2位
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【6月3日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーのメジャー第2戦、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2024)は2日、米ペンシルベニア州ランカスター(Lancaster)のランカスター・カントリークラブ(Lancaster Country Club、パー70)で最終日が行われ、笹生優花(Yuka Saso)が通算4アンダーとし、自身2度目となる大会制覇を飾った。
笹生はバックナインでチャージを見せて2アンダー「68」のスコアを記録し、3年前の全米女子に続くメジャータイトルを手にした。
22歳での2度の全米女子制覇は史上最年少記録で、米女子ツアーでの2勝をともにメジャー優勝で飾ったのは、パク・セリ(Se Ri Pak)と田仁智(Chun In-gee、チョン・インジ)の韓国勢に次ぐ3人目となった。
また、日本人選手のメジャー大会制覇は、男女通じて笹生が通算4人目となった。2021年の全米女子制覇時は、生まれ故郷であるフィリピン国籍だったものの、その後父親と同じ日本に国籍を変更していた。
笹生は、パー3の6番で4パットのダブルボギーをたたいたものの、12番から16番の5ホール中4ホールでバーディーを奪取。3日目を首位タイで終えたミンジ・リー(Minjee Lee、オーストラリア)やアンドレア・リー(Andrea Lee、米国)がスコアを落とす中で、上位につけていた3選手を引き離した。
2019年のAIG全英女子オープン(AIG Women's British Open 2019)でメジャー初出場初優勝を果たした渋野日向子(Hinako Shibuno)が2オーバー「72」で通算1アンダーとし、単独2位に入った。
さらに1打差の3位タイには、3日目を終えて首位タイにつけていたアンドレア・リーとアリー・ユーイング(Ally Ewing、米国)が続いた。アンドレア・リーは5オーバー「75」に終わり、ユーイングは4アンダー「66」で順位表を駆け上がった。2度のメジャー制覇を誇るミンジ・リーは8オーバー「78」と悪夢のようなラウンドに終わり、通算3オーバーの9位タイ。首位タイから出たもう1人のウィチャニー・ミーチャイ(Wichanee Meechai、タイ)は、通算2オーバーの6位タイだった。
その他日本勢は古江彩佳(Ayaka Furue)が通算2オーバーで6位タイ、小祝さくら(Sakura Koiwai)と竹田麗央(Rio Takeda)が通算3オーバーで9位タイ、山下美夢有(Miyu Yamashita)が通算4オーバーで12位タイ、岩井千怜(Chisato Iwai)が通算6オーバーで19位タイ、尾関彩美悠(Amiyu Ozeki)が通算10オーバーで36位タイ、河本結(Yui Kawamoto)と西村優菜(Yuna Nishimura)が通算11オーバーで39位タイ、畑岡奈紗(Nasa Hataoka)が通算12オーバーの44位タイに続いた。(c)AFP