【6月1日 AFP】フランス内務省は31日、今夏のパリ五輪のサッカーの試合で「イスラム主義に触発された」攻撃を計画した疑いで、ロシア南部チェチェン(Chechen)共和国出身の18歳の男を逮捕したと発表した。

 内務省は、国内治安総局(DGSI)が5月22日に南東部サンテティエンヌ(Saint-Etienne)で男を逮捕したと公表し、今五輪を狙った攻撃が阻止されるのはこれが初めてだとした。

 男は「(サンテティエンヌにある)スタッド・ジェフリー・ギシャール(Stade Geoffroy Guichard)で行われるサッカーの試合中にスタジアムを攻撃する準備を積極的に行っていた」疑いがあり、「観客だけでなく治安部隊も攻撃し、殉教するつもりだった」とされている。

 DGSIはAFPに対し、男は5月26日にテロ陰謀の容疑で予審開始が決定し、現在は勾留されていると述べた。(c)AFP/Shahzad ABDUL and Adam PLOWRIGHT