【5月31日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2024)は30日、ファンの不適切な振る舞いを取り締まるために観客席での飲酒を禁止すると発表した。

 女子シングルスの前回女王イガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)や男子のダビド・ゴファン(David Goffin、ベルギー)らの苦情を受けての措置で、大会ディレクターのアメリー・モウレズモ(Amelie Mauresmo)氏は「雰囲気や盛り上がりがあり、観客が来てくれることはうれしく思う。しかしながら、選手や試合への敬意に関しては妥協しない」と述べた。

「(問題行為に及んだ)人物の特定は必ずしも簡単ではない」と認めながらも、「少しでも一線を越える行為があれば、それは退場に値する」と明言。選手に物を投げた観客の排除には「一切ためらわない」とした一方で、他の迷惑行為をした観客の扱いは審判の裁量に委ねるとし、審判により厳しい対応を求めていくと話した。

 シフィオンテクは大坂なおみ(Naomi Osaka)に競り勝った29日の2回戦後のオンコートインタビューで、ポイント中に何度か騒いだ観客を非難し、ゴファンは28日の初戦で地元フランスのジョバンニ・エンペチ・ペリカール(Giovanni Mpetshi Perricard)を下した後、観客に唾を飛ばされたと訴えていた。

 男子シングルスの前回王者ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)も、ロベルト・カルバレス・バエナ(Roberto Carballes Baena、スペイン)に勝利したこの日の試合で、第1セットに叫んでいたファンがいたことを問題視。「それも自分たちの仕事の一部で、スポーツにはつきもの」としながらも、「敬意を欠いたり、やじを飛ばしたりする人に立ち向かう選手を支持する。常に寛容でいられるとは限らない」と述べた。(c)AFP