財政難のレベルズが活動休止、スーパーラグビー
発信地:メルボルン/オーストラリア
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【5月30日 AFP】オーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)は30日、スーパーラグビー・パシフィック(Super Rugby Pacific)に参戦するメルボルン・レベルズ(Melbourne Rebels)の活動休止を発表した。
レベルズは今年1月、2300万豪ドル(約24億円)の負債で自己破産申請を行っていた。しかし豪協会はこの日、財政難のレベルズを買収するというコンソーシアムの申し出を拒否した。
豪協会によると、このコンソーシアムのオファーは「十分な財政的実現可能性が示されず」、資金調達モデルに「重大な疑問」が残ったという。
2011年に創設されたレベルズの運営会社は、クラブ助成金に加えて協会から多額の追加投資があったものの、独立財政的に持続可能ではなかったと豪協会側は説明しており、「コンソーシアムの提案は、これが変わることを確実に示すものではない」と続けた。
今季は12チーム中7位につけているレベルズは、参戦以来初めてとなるプレーオフ進出に向けて進んでいる。来月1日にはフィジアン・ドゥルア(Fijian Drua)と対戦し、その翌週末には準々決勝が控えている。その一戦は、レベルズにとって最後の試合になる可能性もある。(c)AFP