【5月31日 Xinhua News】食品・飲料の国際展示会「シアル上海」が28日からの3日間、中国上海市で開かれている。スペインのルイス・プラナス農業・漁業・食料相はこのほど新華社のインタビューを応じ、中国とスペインの今後のビジネス・貿易協力は見通しが明るいとの見解を示した。

 シアル上海は業界で最も有名な国際見本市の一つで、スペインからは70社以上が出展した。スペイン農業・漁業・食料省もブースを設け、プロモーションを行う。

 プラナス氏は、中国市場の潜在力は非常に大きく、スペインは世界7位、欧州連合(EU)4位の農業生産国として、このチャンスを生かして中国市場でのビジネスに与える自国のハイエンド農産物の影響を一層広げていきたいとの考えを明かした。

 スペインは世界で最も「おいしい」国の一つで、農産物は種類が多く、質も極めて高いとし、「中国の経済成長と中国人消費者の購買力向上はスペインの農産物輸出に非常に有利に働く。中国人消費者はスペインの農産物を高く評価し、もっと知りたくなると確信している」と述べた。

 同氏はまた、「両国間の貿易において、農産物は引き続き検討し、開拓する必要がある重要分野の一つになるだろう」との見解も示した。 

 食肉などの分野では、スペイン産の商品がすでに中国市場で好成績を収めている。同国はここ数年、中国との間でオリーブオイルやワイン、アーモンド、柿など多くの農産物の輸出協定を締結している。 

 プラナス氏は、物流の視点から見て、スペインのマドリードと中国の浙江省義烏市を結ぶ中欧班列(義烏-マドリード)が両国間の貿易で重要な役割を果たしていることにも言及した。1万3千キロ以上の距離を走るこの列車は二酸化炭素(CO2)排出量を削減でき、環境に優しいだけでなく、オリーブオイルなど腐りにくい製品の輸送を効果的に拡大することもできることから、「両国間の現在と未来の貿易にとって重要な意義を持っている」と評価した。

 このほか、スペインは貿易面で両国間のバランスをとるため、今後は中国への輸出をさらに拡大することを望んでいると強調し、「農産物輸出の拡大は両国貿易の均衡を促す唯一の道ではないものの、最も潜在力のある道の一つだ」と述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News