【5月30日 AFP】インド気象局(IMD)は29日、首都ニューデリー郊外で同日記録された観測史上最高気温に当たる52.9度について、観測装置の不具合によるものである可能性があると発表した。

 IMDは声明で、デリー郊外ムンゲシュプール(Mungeshpur)の観測所で記録された52.9度は「他の観測所と比べて異常値だった」と説明。センサーの不具合か局地的な要因によるものである可能性を疑い調査中だと述べた。

 IMDではデリー首都圏全域の気温や降雨状況を観測するために、主要な気象観測所5か所と自動観測所15か所を設置している。ムンゲシュプール以外の観測所では、29日の最高気温は45.2~49.1度だった。

 28日には、ムンゲシュプールとナレラ(Narela)の観測所で49.9度が記録されたが、これらの数値にも問題があるかどうかは明らかになっていない。(c)AFP