【5月30日 AFP】29日に行われた全仏オープンテニス(French Open 2024)の女子シングルス2回戦で、元世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)との激闘を制した現世界1位で前回女王のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は試合後、相手のマッチポイントから逆転して勝てるとは思っていなかったと明かした。

 試合は大坂が最終セット5-3で迎えたサービングフォーザマッチでマッチポイントを手にしたが、シフィオンテクは直前のゲームから5ゲームを連取し、土壇場からの逆転勝ちでまさかの早期敗退を回避した。

 これで全仏での戦績を通算30勝2敗に更新し、大会3連覇へ望みをつないだシフィオンテクだが、「正直(劣勢の状況で)勝てるとは思っていなかった。そう考えていたら甘かっただろう」と話し、「一番プレッシャーのかかる場面でスイッチを切り替えられたのが違いを生んだかもしれない」とコメント。大坂については「なおみは素晴らしいテニスをしていた。いずれクレーコートのスペシャリストになるかもしれない」とたたえた。

 シフィオンテクは3回戦でマリー・ボウスコバ(Marie Bouzkova、チェコ)とヤナ・フェット(Jana Fett、クロアチア)の勝者と対戦する。(c)AFP