【5月29日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2024)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードの前回王者ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-4、7-6(7-3)、6-4でピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert、フランス)に勝利し、自身20回目となる大会2回戦に進出した。しかし今季は心配なほど調子を落とし、結果も出ていないジョコビッチは「喜びすぎない」と強調している。

 4回目の全仏優勝と、最多記録を更新する25回目の四大大会(グランドスラム)制覇を狙うジョコビッチは、世界142位の相手をストレートで退けた。しかし今季は2018年以降初めて、ツアー大会でタイトルを獲得するどころか決勝にも進出できていないため、あまり先を見すぎないように心がけている。

 ジョコビッチは「モンテカルロ(・マスターズ<Monte-Carlo Rolex Masters 2024>、準決勝敗退)でも、ローマ(イタリア国際<Internazionali BNL d’Italia 2024>、3回戦敗退)でも、ジュネーブ(・オープン<Gonet Geneva Open 2024>、準決勝敗退)でも、大会の入りは非常によく、1試合目は素晴らしかった」と振り返り、「しかし2回戦や3回戦は別ものになった。だから喜びすぎないようにしたい」と話した。

 キャリアを通じたライバルで、全仏優勝14回を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は前日、1回戦で姿を消したが、37歳のジョコビッチも不安の中で今大会を迎えている。今季の最高成績は全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)とモンテカルロ・マスターズ、ジュネーブ・オープンのベスト4。さらにイタリア国際では頭に硬い水筒がぶつかるアクシデントに見舞われ、ジュネーブでは胃の問題に悩まされた。

 ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で通算93勝目を挙げたジョコビッチは、「今夜はいいパフォーマンスだった」と続け、「ここ数週間と比べると調子はいい。正しい方向へ進んでいる。とはいえまだ始まったばかりで、1試合でしかない。どう大会を勝ち進んでいくか、調子を上げていくかはまだ手探りだ」と気を引き締めた。

 2010年大会から全仏では最低でも準々決勝に進出しているジョコビッチは次戦、3回戦進出を懸けてロベルト・カルバレス・バエナ(Roberto Carballes Baena、スペイン)と対戦する。(c)AFP