【5月28日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2024)は27日、男子シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング1位で四大大会(グランドスラム)通算22勝のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は3-6、6-7(5-7)、3-6で大会第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に敗れ、おそらく最後の出場となる全仏オープンで初戦敗退を喫した。

 全仏で14回の優勝を誇るナダルは、これが大会通算116試合目にしてわずか4敗目で、初戦敗退も初となった。

 満員のコート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)で、世界ランク4位のズベレフ相手に奮闘し、トレードマークの戦う姿勢を見せたが、11本あったブレークポイントのうち2本しか生かすことができなかった。

 大会前にはこれが最後の全仏出場になるかは「100パーセント」断言できないと話していた中、試合後のインタビューでは「仮にそうだったとしても、楽しむことはできた」「将来について話すのは難しい。家族と旅をして、自分も楽しんでいるし、体も2か月前よりは良くなっている」と語り、「また皆さんに会えることを本当に願っているが、(どうなるかは)分からない」とコメントした。

 また、1回戦の相手がズベレフになったのは「理想的ではなかった」と認めつつ、今夏のパリ五輪で再びローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープンの会場)に戻ってくることを「願っている」と付け加えた。

 ナダルは股関節のけがなどによる影響で、今大会まで今季は4大会にしか出場できていなかった。現在の世界ランクは275位で、ノーシードで大会を迎えることになり、厳しい1回戦のドローを強いられることになった。

 会場にはノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)やカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)、イガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)も駆けつけ、ファンも必死の応援でナダルを後押ししたが、前哨戦のイタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2024)を制したズベレフの壁は高かった。

 一方、ジョコビッチとロビン・ソデルリング(Robin Soderling、スウェーデン)に次いでナダルを全仏で倒した3人目の選手となったズベレフは、2回戦でダビド・ゴファン(David Goffin、ベルギー)とワイルドカード(主催者推薦)のジョバンニ・エンペチ・ペリカール(Giovanni Mpetshi Perricard、フランス)の勝者と対戦する。(c)AFP/Jed Court