中国の生産能力はどこから来ているのか
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【6⽉2⽇ Peopleʼs Daily】中国の生産能力は自国の巨大市場に根差している。14億余りの国民の需要を満たすことが、中国の生産の根本目的だ。中国は改革開放以来、各方面の生産意欲を十分に引き出してきた。そのことで生産能力の向上と国内需要の拡大が相互に促進される好循環が発生した。中国では1人当たりの国内総生産が1万2000ドル(約187万円)を超えたことで巨大消費市場が形成された。2023年には中国の社会消費財小売総額が47兆元(約1010兆円)を超え、最終消費支出の経済成長への貢献率は82.5%に達した。中国ではここ数年、自動車、家電、衣料品、金のアクセサリーなどが世界で最も多く購入されている。
中国の生産能力は科学技術の革新と生産効率の向上のたまものだ。研究開発投資総量は世界2位になり、2023年には中国企業679社が世界の研究開発投資トップ2500社に入った。中国の製品が国際市場で広く人気を集めているのは中国人企業家の努力によるものだ。中国は国連(UN)の産業分類によるすべての工業部門を持つ唯一の国だ。そのため、科学技術の革新の成果が質の高い生産能力に急速に転化する。中国はまた、他国に自国より発展している分野があるからといって、非難批判し、圧迫し抑制するのではなく、誠実に学び参考にすることで、人類の科学技術の進歩に共に貢献している。
中国の生産能力の多くは多国籍企業によるものだ。もちろん米国企業も含まれる。例えば、アップル(Apple)が世界第2位の利益を上げ、時価総額が最も高い企業になったことには、多くの勤勉な中国人労働者と効率的な産業チェーン内の企業が欠かせない。テスラ(Tesla)が昨年生産した電気自動車の半数が上海工場で作られた。テスラ車の輸出台数は中国の新エネルギー車の輸出総数の30%近くを占めた。中国で活動する多国籍企業の利益は母国に還流し、多方面が利益を得る構造を形成している。
中国の生産能力は市場と政府の共同作用によるものだ。産業発展史を見れば、産業を高度化するためには市場の役割が欠かせず、政府による誘導や支援も必要と分かる。日本、ドイツ、韓国などが第2次世界大戦後に急速な経済発展を実現したことには、政府の政策支援による寄与が大きい。米国は産業政策の歴史が長くその範囲は広く、例えば「チップおよび科学法」などだけでも520億ドル(約8兆900億円)以上の補助金を拠出する予定だ。中国は先進国の経験を参考にして、産業計画を通じて現代化された産業体系の建設を推進してきた。中国は一方で、世界貿易機関(WTO)に加盟して以来、補助金関連の関連ルールを順守してきた。中国の産業政策は市場の法則に反しておらず、産業政策を通じて他国との競争を排除しているわけではない。中国は市場化の水準を高め続け、適切な産業政策を実施し、各業界が秩序立って競争する状況を出現させることで、最終的に質の高い需給バランスを成立させている。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News