【5月24日 CGTN Japanese】中国北西部の陝西省にある長青国家級自然保護区の職員はこのほど、2024年春季のジャイアントパンダとその生息地に対するモニタリングデータを整理した際、昨年秋に野外に設置された赤外線カメラが、元気な大人の茶色パンダが雪の中をのんびりと歩く姿を至近距離で撮影したことに気付きました。

 茶色パンダの個体が撮影されたのは2018年3月以来6年ぶりで、秦嶺地区で野生の茶色パンダの姿が確認されたのは11回目となりました。今回、茶色パンダが撮影された場所は、長青保護区の柏楊坪エリアにあり、標高は約1500メートル、今年1月17日に撮影されたということです。

 茶色のパンダは秦嶺一帯で生活するジャイアントパンダファミリーの特別なメンバーです。今回の発見を含めて、世界で科学的に記録されている茶色パンダの発見場所となった陝西省仏坪県、洋県、太白県および周至県は、いずれも陝西省秦嶺山脈に属する地域です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News