【5月24日 AFP】日本と韓国は24日、ロシアがウクライナで使用する北朝鮮製兵器を供給したとされる企業、船舶、個人を対象とする制裁措置をそれぞれ発表した。

 韓国は、北朝鮮が大量の軍需品をロシアに送っていると非難。ロシアの船舶2隻と北朝鮮の個人7人に制裁を科すと発表した。

 日本の林芳正(Yoshimasa Hayashi)官房長官も同日、ウクライナを侵攻するロシアと北朝鮮の軍事協力への関与は「国連安全保障理事会決議に違反する」と強く非難。関与した11団体と1個人の資産を凍結すると発表した。

 朝日新聞によると、うち9団体と1個人はロシア、2団体はキプロスを拠点としている。

 米財務省は昨年8月、ウクライナ紛争で軍需品や重装備が枯渇し、ロシアが北朝鮮の支援を求めているとして同様の制裁を科している。

 両国は27日に約5年ぶりにソウルで開催される日中韓首脳会議を前に、今回の制裁について発表した。(c)AFP