【5月23日 AFP】メキシコ北部ヌエボレオン(Nuevo Leon)州で行われていた大統領候補者の選挙集会で22日、突風にあおられてステージが倒壊し、少なくとも9人が死亡した。

 事故は、州都モンテレイ(Monterrey) 首都圏サンペドロガルサガルシア(San Pedro Garza Garcia)で行われていた、市民運動党(MC)の大統領候補者ホルヘ・アルバレスマイネス(Jorge Alvarez Maynez)氏(38)の選挙集会で起きた。

 現地メディアの動画では、ステージの上に落下する照明や大型スクリーンの他、会場から避難する来場者らの姿が確認できる。事故発生当時、ステージにはアルバレスマイネス氏と複数の党員が立っていた。アルバレスマイネス氏に大きなけがはなかった。

 ヌエボレオン州知事のサムエル・ガルシア(Samuel Garcia)氏は、「現時点で大人8人と子ども1人の死亡を確認した」とX(旧ツイッター)に投稿。負傷者は約50人いるとした。

 事故の発生を受け、アンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール(Andres Manuel Lopez Obrador)大統領は、ソーシャルメディアを通じて被害者の家族らに哀悼の意を表した。

 市民運動党は「被害を受けた人々との連帯」を示すため、アルバレスマイネス氏はすべての選挙集会を中止すると発表した。(c)AFP