【5月23日 AFP】(写真追加)台湾は23日、中国が台湾周辺で2日間の日程で軍事演習を開始したことを非難した。中国政府は軍事演習について、「分離主義的な行為」に対する「厳しい処罰」だと主張している。

 中国は台湾を領土の一部と見なし、20日に就任したばかりの頼清徳(Lai Ching-te)新総統を台湾に「戦争と衰退」をもたらす「危険な分離主義者」と呼んでいる。

 台湾国防部(国防省)は談話で、「非理性的な挑発で、地域の平和と安定を損なう行動を強く非難する。自由、民主主義、そして中華民国の主権を守るため、陸海空の部隊を派遣した」「軍の全ての将兵は備えができている」と述べた。

 さらに「われわれは『戦争に備えるが求めず。戦争から逃避せず応じる』という強い意志を堅持する」「わが国の安全を確保する自信がある」と続けた。(c)AFP