【5月23日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2024)は22日、男子シングルス予選2回戦が行われ、今季限りでの引退を表明している元世界ランキング3位のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は2-6、5-7でオットー・ビルタネン(Otto Virtanen、フィンランド)に敗れた。

【写真特集】男子テニス選手のビフォーアフター

 全仏オープンでは2018、19年に準優勝しているティエムは、試合後に大会ディレクターを務めるアメリー・モウレズモ(Amelie Mauresmo)氏から記念のトロフィーを授与された。

 スピーチでは感慨深げに大会とのつながりを振り返りつつ、「このようなすばらしいお別れをありがとう」と感謝し、「ここのコートではたくさんの良い結果や思い出、瞬間があった。それらを忘れることは一生ないだろう」と語った。

 手首のけがに苦しんだティエムは、2020年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)で優勝した後はキャリアが暗転し、世界ランクも現在は131位まで落ちている。

 全仏オープンは26日に開幕する。(c)AFP