【5月23日 Xinhua News】中国オンライン旅行会社(OTA)大手の携程集団(トリップドットコムグループ)が21日に発表した2024年第1四半期(1~3月)決算(未監査)は、売上高が前年同期比29%増の119億元(1元=約22円)、純利益は43億元で前年同期の34億元を上回った。

 主要事業の売上高は、宿泊予約が29%増の45億元、交通チケット販売が20%増の50億元、パッケージツアーが2・3倍の8億8300万元、ビジネストラベルマネジメント(BTM)が15%増の5億1100万元だった。

 国際事業は好調だった。国際OTAサイト「Trip・com(トリップドットコム)」の強みを活かし、訪中観光商品・サービスを刷新した。サイトは、国内600カ所以上の有名観光地のオンライン予約、20余りの言語・決済手段に対応し、海外観光客の予約を便利にした。1~3月は海外観光客からの予約が5倍超に増え、「Trip・com」の総収入は約80%増加した。

 政府や社会が観光業を重視し、多くの省もマーケティングを強化していることを受け、国内観光市場は引き続き堅調で、携程の国内ホテルと航空券の予約はそろって20%以上増加した。海外観光は24年の観光市場を主導する重要な力となり、1~3月は海外のホテルと航空券の予約がいずれも倍増した。(c)Xinhua News/AFPBB News