【5月22日 CGTN Japanese】中国東部・江蘇省南京市に住む楊帆さんは先ごろ、酒に酔って電動自転車を運転して転倒した高齢者を助けたのですが、転倒した高齢者の息子に加害者と見なされました。警察は調査の結果、楊さんに責任がなかったことを確認し、「見義勇為(義を見て勇をなす)」という特別奨励金を授与しました。

 24歳の楊さんは14日夜、バイクで市内の応天通りを通行していたところ、電動自動車で移動していた1人の高齢者が転倒して負傷し、体の下に血が流れている状況を目撃し、バイクを止めて高齢者を助け起こして安全な道端に移動させました。楊さんはさらに、通過する自動車を誘導して二次被害を防ぎました。

 転倒した高齢者は田さんで、楊さんが自分を転倒させたと勘違いしました。駆けつけた田さんの息子も楊さんを加害者と決めつけて怒り、病院への検査に同行することを求めました。

 事故現場に駆けつけた交通警察官が田さんに呼気アルコール検査を受けさせところ、100ミリリットル当たり212ミリグラムのアルコールが検出されました。田さんはすぐに病院に運ばれて救急治療を受けましたが、警察は調べに基づき、田さんは電動自転車を飲酒運転して虹悦路との交差点で転倒したもので、楊さんによるものではないと断定しました。

 田さんの家族は16日夜になり楊さんに謝意を示し、誤解について謝罪しました。田さんの息子は「父は酔いから醒めた後に、自分で転倒したと事故の経緯を思い出した。当時の私の感情的な言動を恥ずかしく思い、後悔するとともにお詫びしたい」と述べました。

 謝罪を受けた楊さんは、「今後、もし同じことに遭遇しても、私はまた助けるだろう。田さんが早く回復するよう願っている」と、田さんの息子に話しました。

 田さんは入院中で事故関連の処理は進行中ですが、軽車両を酒酔い運転する違法行為があったので、処罰を受けることになります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News