【5月20日 AFP】国際刑事裁判所(ICC)のカリム・カーン(Karim Khan)主任検察官が戦争犯罪などの疑いでイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相やイスラム組織ハマス(Hamas)の指導者らの逮捕状を請求したのを受け、フランス外務省は20日、ICCの独立性を支持する声明を発表した。

 声明は、「フランスはICCおよびその独立性、またあらゆる状況下での『不処罰』に対する闘いを支持する」としている。

 その上で、昨年10月7日にハマスが実行した拷問や性暴力を伴う「反ユダヤ主義的な殺りくを非難」し、またイスラエルについても「国際人道法の厳格な順守」を求め、「特に(パレスチナ自治区)ガザ地区(Gaza Strip)での容認できないレベルの民間人の犠牲と人道的アクセスの不足」を警告したとしている。(c)AFP