【5月20日 AFP】23-24NBAは19日、各地でプレーオフ準決勝（7回戦制）が行われ、ミネソタ・ティンバーウルブズ（Minnesota Timberwolves）が98-90で昨季王者のデンバー・ナゲッツ（Denver Nuggets）を破り、通算4勝3敗で突破を決めた。インディアナ・ペイサーズ（Indiana Pacers）は130-109でニューヨーク・ニックス（New York Knicks）に圧勝し、通算4勝3敗で勝ち上がりを果たした。

　ティンバーウルブズはカール・アンソニー・タウンズ（Karl-Anthony Towns）が23得点、12リバウンド、ジェイデン・マクダニエルズ（Jaden McDaniels）が23得点、さらにアンソニー・エドワーズ（Anthony Edwards）が16点中12点を後半に決めるなどし、20点差をひっくり返して逆転勝ち。ハーフタイムに11点以上の差をつけられた状態からプレーオフの第7戦を制すのは史上初となった。

　ナゲッツは今季最優秀選手（MVP）のニコラ・ヨキッチ（Nikola Jokic）が34点中14点を第4クオーターに奪ったほか、19リバウンド、7アシストでチームをけん引。ジャマール・マレー（Jamal Murray）も35得点を挙げたが、二人とも試合後にチームとしてシュートミスが多すぎたと嘆いた。

　ティンバーウルブズはウエスタンカンファレンス決勝でダラス・マーベリックス（Dallas Mavericks）と対戦する。

　ペイサーズは、フィールドゴール（FG）79本中53本を決めてプレーオフ新記録のFG成功率67.1パーセントをマークし、今シリーズ初のロード勝利でニックスを下した。タイリース・ハリバートン（Tyrese Haliburton）が26得点、パスカル・シアカム（Pascal Siakam）とアンドリュー・ネムハード（Andrew Nembhard）がともに20得点を決めるなど、6人が2桁得点をマークした。

　ニックスはダンテ・ディヴィンチェンゾ（Donte DiVincenzo）が3ポイントシュート9本成功など39得点。負傷者が続出していたチームは、17得点、9アシストをマークしたジェイレン・ブランソン（Jalen Brunson）も左手の骨折で第4クオーターから下がり、最後までけがに泣かされた。

　ペイサーズはイースタンカンファレンス決勝でボストン・セルティックス（Boston Celtics）に挑む。(c)AFP