【5月20日 AFP】台湾の頼清徳(Lai Ching-te)氏(64)が20日、新総統に就任した。

 就任式は台北の総統府で行われた。公開された動画では、頼氏が就任の宣誓をし、続いて蕭美琴(Hsiao Bi-khim)氏が副総統就任の宣誓を行った。

 就任式には、8か国の首脳と米国、日本、カナダを含む51か国の代表団が招待され、台湾の民主主義を支持する姿勢を示した。

 現在、台湾を国家として承認し、外交関係を結んでいるのは12か国のみ。

 台湾を自国の一部と主張する中国は、頼氏について、台湾に「戦争と衰退」をもたらす「危険な分離主義者」と見なしている。

 頼氏は蔡英文(Tsai Ing-wen)の後任となる。蔡政権の8年間で、台湾と中国の関係は悪化した。(c)AFP