ズベレフが2度目のイタリア国際制覇 全仏OPへ弾み
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【5月20日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2024)は19日、男子シングルス決勝が行われ、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が6-4、7-5で第21シードのニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry、チリ)を下し、2017年以来2度目の大会制覇を果たした。
マスターズ1000(ATP Masters 1000)通算6勝目を挙げたズベレフは、今週末開幕の全仏オープン(French Open 2024)を見据え、「一番勝ちたい大会であり、一年で最も楽しみにしている大会。今年も全力を尽くす」と語った。
これが今季初タイトルとなったズベレフだが、今大会は上位勢の多くが序盤に敗退するか、開幕前に棄権するなど例年とは異なる状況だった。
イタリア国際で6度の優勝を誇る世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、ズベレフが準決勝で下したアレハンドロ・タビロ(Alejandro Tabilo、チリ)に3回戦で敗れ、前年覇者のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)も16強止まり。世界2位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と同3位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)はともにけがで大会を欠場した。
そうした中でズベレフは、全仏では連覇を狙うジョコビッチが「ベストの状態を持ってくるだろう。そうなっているんだ」と警戒し、シナーとアルカラスについても「状態によるが、健康なら2人が現時点で世界最高の選手。そこに疑いの余地はない」と話した。(c)AFP/Terry DALEY