【5月18日 AFP】男子ゴルフの今季メジャー第2戦、第106回全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)は17日、米ケンタッキー州ルイビル(Louisville)のバルハラGC(Valhalla Golf Club、パー71)で2日目が行われ、日没サスペンデッドとなる中で、世界ランキング3位のザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)が通算12アンダーで暫定首位を維持した。

 メジャー初制覇を目指すシャウフェレは、メジャー最少記録に並ぶ「62」をマークした初日に続き、この日も3アンダー「68」の好スコアで回った。メジャー2勝のコリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)が1打差の通算11アンダーで暫定2位、サヒス・ティーガラ(Sahith Theegala、米国)が通算10アンダーの同3位に続いている。

 世界1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)は、スタート2時間前に警察に一時身柄を拘束される騒動を起こしたが、事件のショックと緊張を乗り越え5アンダー「66」と猛チャージ。通算9アンダーとし、シャウフェレと3打差の暫定4位タイに浮上した。

 バルハラGCの入口では朝に歩行者1人が死亡する事故があった。シェフラーは事故に伴う交通規制を回避しようとして縁石に乗り上げ、警官を車で引きずったなどとして逮捕された。警官は負傷して病院に搬送されたという。

 その他では、今大会を制すれば生涯グランドスラムを達成するジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)が通算4アンダーの暫定29位タイに浮上した。メジャー15勝を誇るタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、「77」をたたいて通算7オーバーで予選落ちが確実になった。ラウンド後には「もっとプレーする必要がある」「残念ながら、このところはあまり大会に出られていない」と話した。(c)AFP/Jim SLATER