【5月17日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)に向けたドイツ代表の予備登録メンバー27人が16日に発表され、ベテランのトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)やトニ・クロース(Toni Kroos)らが選ばれた。

 自国開催となるドイツは6月3日のウクライナ戦と同7日のギリシャ戦の親善試合の後にメンバーを26人まで絞る。

 2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)優勝メンバーからはミュラーとクロースの他にGKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)も選ばれたが、DFマッツ・フンメルス(Mats Hummels)は選外となった。

 フンメルスとドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)でチームメートのユリアン・ブラント(Julian Brandt)も選ばれなかった。二人はドルトムントの主力としてチームの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)決勝進出に貢献したが、ユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は、3月にフランスとオランダを倒したチームを継続する形を取った。

 バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のレオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)も招集を見送られ、同じくバイエルンのサージ・ナブリー(Serge Gnabry)はけがのためメンバー外となった。

 ドイツはW杯で2大会連続のグループステージ敗退に終わり、前回の2021年の欧州選手権では決勝トーナメント1回戦で敗退した。昨年もチームは11戦3勝に終わるなど不振だったが、新たに就任したナーゲルスマン監督は今年3月の親善試合から国内王者のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)や好調VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)から選手を招集するなど大幅にチームを入れ替え、W杯準優勝のフランスとオランダから勝利を挙げた。

 ノイアーがチームに復帰したが、キャプテンは引き続きスペイン1部リーグ・FCバルセロナ(FC Barcelona)のイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)が務める。

 ドイツは6月14日の開幕戦でスコットランドと対戦する。