【5月16日 CNS】2024年第18回北京国際汽車展覧会(北京モーターショー、4月25日〜5月4日)では、来場者はトラフィックの威力を直接体感した。各種の特徴ある車種や最先端技術を搭載した車種の展示もさることながら、特に印象的だったのは、中国のスマートフォン大手「小米科技(シャオミ、Xiaomi)」の董事長兼CEOの雷軍(Lei Jun)氏が人びとに囲まれながら来場したことや、インターネットセキュリティー企業「360」の創業者、周鴻禕(Zhou Hongyi)氏が車の屋根で「赤い服の車モデル」になり行ったライブ配信、そして中国のインターネット企業「搜狐(Sohu)」の創業者、張朝陽(Zhang Chaoyang)氏が、会場で実施した物理の授業など、各種名シーンが記憶に残った。 

 1500社以上の企業が参加し、278種類の新エネルギー車の披露、117台の新車の世界初公開、163回の記者会見が集中した。5月4日に閉幕した北京国際モーターショーは、自動車業界の世界的な盛事と言え、延べ89万2000人の来場者数を記録し、新記録を樹立した。

 巨大なトラフィックがもたらされる一方で、自動車業界は「トラフィック不安」に直面しており、ほとんどすべての自動車メーカーのブランドがこの問題に直面している。

「新エネルギー車とスマートカーの台頭によるマーケティングの変化を強く感じている。十分なトラフィックがあれば、それが販売促進につながる可能性がある」と、東風汽車(Dongfeng Motor)傘下の嵐図汽車(Voyah)のCEO、盧放(Lu Fang)氏は率直に話した。

 現在の「トップストリーム」と以前の「トップストリーム」のトラフィック攻勢に対応するため、各大手自動車メーカーは次々と新しい戦略を打ち出している。

 一方で、自動車メーカーのトップの経営者は、ライブ配信を通じて消費者と直接コミュニケーションを取り、距離を縮める戦略を採用している。この新しいマーケティングモデルは、自動車メーカーが市場での立ち位置を強化する手法となっている。

 また、各大手自動車メーカーはディーラーを積極的に動員し、モーターショーの現場でライブ配信を通じて集客を図っている。

 北京国際モーターショーにおける国際的な顔ぶれが増えている。グローバルな自動車メーカーにとって、中国市場は重要性を増しており、技術革新とデザインの新たな波を生み出す発信地となっている。

「中国の自動車産業が新たなグローバルステージに進出するにしたがい、中国独自のブランドはその力を増し、世界の舞台の中心における存在感を示している」と、モビリティ業界の独立系アナリスト、徐宏(Xu Hong)氏は指摘する。「このような状況下で、最先端技術を手中にする企業こそが激しい市場競争で先を行くことができる。トラフィックの波が引いた後にも、革新を続ける自動車メーカーだけが成長を続けることができる」とも述べている。(c)CNS-中国青年報/JCM/AFPBB News